「WORK語り合い」は、アイスブレークを兼ねた簡単なアクティビティ(第一部)と語り合いの時間(第二部)で構成されています。全体としては2時間から3時間(短縮版は90分)。後半の語り合いの時間では、キャスト(WORK語り合いプロジェクトのスタッフ)がグループに1〜2人入ってグループワークで進めていきます。前身の「働くってことをまじめに話してみる会」と合わせると次のような学校、機関で開催してきました。
・東京学芸大学(東京)
・相模女子大学(神奈川)
・追手門学院大学(大阪)
・埼玉県立大学(埼玉)
・沖縄キリスト教学院大学短期大学部(沖縄)
・女性と仕事の未来館(東京)
・私のしごと館(京都、現在は閉館)
自分の持ち味を多角的に捉え、これからのキャリアを考えることを目的にした「WORK語り合い合宿」は、学生同士の語り合いをメインに進めていきます。
自分だけで分析するのとは異なり、お互いが語り合うことにより、フィードバックをもらって改めて気がついたり、あるいは他の人の考え方を参考にできるというところに良さがあります。
学生同士の会話にWORK語り合いのキャストが加わることで、より安心できる、安全な場でディスクローズしたり、互いにアドバイスし合ったりすることができるようになります。
WORK語り合い合宿の主なカリキュラムは次のようになっています。■1日目
ワーク@「私は誰?」〜自己分析作業と語り合い
解説「キャリアって何だろう」
ワークA「人生線分析」〜自己分析作業と語り合い
解説「自分の軸〜内的キャリアを考える」
ワークB「燃えたとき、燃えなかったとき」〜自己分析作業と語り合い
ワークC「自分をもっと知ってみる」〜パーソナリティテストとグループワークによる自己理解
自由な語り合い(一日の振り返り)
■2日目
ワークD「キャリア指向性点検」〜自己分析作業と語り合い
ワークD「自分だったらどうする?」〜キャリア開発事例の検討
ワークE「これからの役割〜6つの役割」〜自己分析作業と語り合い
自由な語り合い(ここまでのまとめ)
ワークF「私のキャリア・ゴール」〜自己分析作業
ワークG「プランを立ててみよう」〜自己分析作業
自由な語り合い(作業を終えて、今思うこと)
まとめの解説
自分の軸=内的キャリアを探索することを目的としたカードソートツール、それが「はたかち」カードです。
はたかちカードの特徴は、カード数が20枚と扱いやすく、また文章を使ってイメージを持ちやすいようにしてあることのほかに、一人だけで考えるのではなくて、グループで、あるいはカウンセラーと一緒に話をするというところにあります。カードの文言そのものが重要なのではなく、それについて語ることで、自分なりの表現を持つことができるようになります。そうした自分のキーワード、キーフレーズ、キーセンテンスを「言の葉カード」にまとめることで、自分にしっくりとくる軸を見出すことができるようになります。
このプロセスを体験することが、その後の採用面接だけでなく仕事人生で節目を迎えたときなどに、自分なりに考える力を醸成すると考えています。
「はたかち」カードを効果的に使っていただくために、認定ユーザー制を採用しています。はたかちカードの使い方にとどまらず、そもそもキャリアやキャリア開発をどう捉えるのか、語り合いのプロセスを進める上での留意点は何か−といった点について解説する「はたかちフレンズ講習会」を受講して、はたかちフレンズ(認定ユーザー)となった方にのみはたかちカードを頒布することで、学生のキャリア開発をミスリードすることのないように配慮しています。
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日本キャリアカウンセリング研究会
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(■を@に置き換えてください)